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沖縄空手|館長のブログ

空手の呼吸法は・・・

呼吸は生物にとって何より重要だ。
全ての動作の中核だ。力を籠める際、息を止めるか、吐くかしないと達成できない。
少林寺流の基本鍛練型の「セーサン」の前半は呼吸鍛練法を意識的に取り入れる。
吸う息を短く、吐く息を長くした腹式呼吸をすることで、いつでも息が残っている状態だ。
流派が替わり剛柔流の呼吸法は最も特徴的だ。
三戦を剛とし、転掌の以て柔として、剛柔流の呼吸法が形成されたようだ。
その始まりは、あの有名な日本武徳会練士(昭和12年允許)の山口剛玄(※本名山口実美)先生だという。
先生は、ヨガの呼吸法と神道・武道の呼吸は異質のものとして、鳥獣の戦いの息吹を研究し、その呼吸を「息吹」として定義した。
現在、剛柔流ではこの「息吹」が呼吸法として採用されているようだが、手元に興味深い論稿がある。
山口剛玄先生と同期に日本武徳会練士が允許された「糸満剛柔流空手道場(※当時)」比嘉世幸先生の門下生の寄稿文(思い出の「比嘉世幸先生」・平成9年5月30日)である。
それには、・・・「当初の三戦は全て開掌で、突きは貫手であった。呼吸法も現在のような激しい呼吸音でなく静かな、人に悟られない呼吸法であった。また、現在の演武のように両肩をバシッバシッと強く叩くような鍛え方は無かった。そして一般には型の伝承も一人に一つの型だけを授ける指導方針であられた。」と・・・述べている。 CA330058.jpg
ところで最近、「首里手」系でも型の演武の際、矢鱈に息づかい(息の呑吐)を表に出す演武者が見られるが、その始まりは誰でしょうか・・・。
中国古典名言事典(講談社)に「真人の息」があった。
「眞人之息以踵、衆人之息以喉(荘子)」。
真人の息は足の底でするように深く、凡人の息はただ喉の先でするように浅い。これは道家の呼吸調息法による。
真に悟った人の呼吸は、荒々しくなく、緩徐でごく自然、踵でもって息する。
喉で呼吸をするのは、衆人、即ち凡夫で、まだ悟らない人らしい。(笑)
他の流派の呼吸は真似せず、呼吸も自然体が一番!ということでしょうか・・・(^。^)y-゚゚゚


2008年8月22日 22:39 |

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