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沖縄空手|館長のブログ

世界大会成功を期して・・・

今年2月14日、空手愛好家悲願の統一組織「沖縄伝統空手道振興会」が結成された。
全沖縄空手道連盟、沖縄県空手道連盟、沖縄空手・古武道連盟、沖縄県空手道連合会の四団体が統一されるという画期的な出来事だった。
沖縄伝統空手道および古武道の保存・継承と世界への普及振興を図るため、沖縄が空手の聖地になることめざして誕生した。組織の会長には県知事が就任した。
県知事は選挙公約に空手道のメッカとして世界大会の開催を掲げて当選した。
沖縄で統一された「世界大会」を開催するには、県主導と強力なバックアップが必要だ。
これから目標達成の為にさまざまな活動を取り組むことが期待されている。
会の目的達成の為の活動の一環として「2009世界大会」を開催することが決まった。
昨日、空手関係者が一堂に集い、世界大会の成功させようという誓いの場「総決起大会」があった。
門弟の一人を伴って参加してきた。
CIMG0538.jpg 場には全体で300人前後が参加したでしょうか?
会場の人数のわりに、食事が少ないように感じた。
どうやら、資金造成の活動の一環のようで、それには協力するしかない。
ただ、全沖関係の参加者が少ないのが気になる。
四団体統一という長年の悲願を達成した後の目標達成の為の結束を誓う場にして寂しすぎる。
後に予定される具体的な準備作業には協力し参加してくれることを祈りたい。
そんな中、長らく沙汰無しの友人・知人に会うことができて嬉しかった。
皆さん組織は違うが、それぞれで頑張っている。
その友人・知人からすこし元気を分けて頂いた。
ヽ(^◇^(‥、)ゝ 元気出して行こう!


2008年9月29日 19:28 |

一器水瀉一器とは・・・

あなたは自信をもって、あなたの空手の型の系譜を語れますか?
沖縄空手道の中興の祖松村宗棍翁から喜屋武朝徳師、そして仲里常延先生から私たち弟子へという風に一人一人に伝えられたということを・・・
DSC_5100.jpg 職人の親方からその弟子に技が伝わるように、少林寺流空手道(以前は流派も無く、手と呼ばれるが・・・)も師匠一人から弟子一人一人へ伝わり、現在の型があるということを・・・
特に禅宗でいうのだが、住職は弟子を育てる時、自分が受け継いだ仏法の器の水を一滴もこぼさないように、弟子の器にすべてを移すように伝える。
その仏法も芸道も、その伝え方は人づくりそのものだとして古くから使われた言葉に、「一器水瀉一器」(一器の水を一器にうつす)という仏法の言葉がある。
最近、空手の型の継承において、その型の伝え方に「一器水瀉一器」を主張する指導者が多い。
沖縄の伝統空手に与する立場で、型の崩れた現状を憂えて、正しき型を如何に継承するか、その使命感から仏法の伝え方を参考にするのだろうか・・・
この含蓄に富む言葉が、単に「型を無修正で伝承しています」的な、かけ声になっていないだろうか。
その型が意味する形の理合まで含めて、伝承することは必要はないだろうか。
もともと、「手」が空手と呼ばれるようになってから、首里手系の型の系譜が非常に複雑な一途を辿っている。
この現実は、いったい何なのだろうか。何故起きたのだろうか。
形の理合について、指導者の自己の慢心から発せられた「言挙げ」は無かっただろうか・・・
むやみに、時の指導者は、自分の[解釈]や「意思」を口にしたことは無かっただろうか・・・
空手は「稽古見性」の如く、自らの稽古でしか進歩、発展はないだろうに・・・
稽古という実践の場を通して、体得し、以心伝心で身につけていくものだろうに・・・
「一器水瀉一器」の真の意味は、単に型を正しく継承することに止まらず、慢心から発する言挙げを戒める崇高な理想を求めた「人づくり」をいうのであろう。


2008年9月 9日 19:24 |

空手の足捌き(運足)・・・・

少林寺流は、定置基本稽古や移動基本稽古は日頃から重視して行っている。
定置基本稽古といえども、突き・打ち・受け・蹴りは「一撃必勝」の如く、力を込めて敵の動きに対する足捌きを想定する。
移動基本稽古は、身体の捌きの理想を得るため、さらにそのパワーとリズミカルな安定した足捌きを求める。 004.jpg 足捌きには、摺り足、忍び足、踏込み足、開き足があり、形の理合によって変化する。
「足八分、手二分」といわれるように姿勢を崩さずに軽やかな動きで、常に間合い変化に対応した身ごなしを考えてやる。
摺り足は、一歩踏み込めば相手を制し、一寸退けば相手の放つ攻撃はわが身から外れるごとく行う。
まさに、「一足一拳」の間合いより、遠い距離をイメージして行います。
忍び足は、遠い間合いで、相手との間を盗り、突き出す勢いを溜めるとき行う。
踏込み足は、突きや裏拳の際、軸足で床を踏みしめてもう片方の足を大きく踏み出し、踏出し足へ他方の足を素早く引きつけ、勢いを止めず滑らかに送り足をする。
踏切ると同時に身体の重心を水平に、踏込み足が低く遠くへ移動することが大事だ。
「気拳体」一致の冴えのある技を繰出すために、飛び跳ねたり、軸足を引き摺ったり、両足が同時に飛ぶようなことはしていけない。
開き足は、相手の攻撃に応じて、合い突きでかわすときや両腕(刀)での払い受けなど、相手に正対しながら左右に動きます。
これらの運足の実施には、これらに伴う体捌きが重要になってきます。
それ故、日頃から、上下運動をしない上半身をつくり、足裏の母指球で床を意識しながら前後左右斜めへ変幻自在に動き、「うまく処理する」、「使いこなす」といわれるような"からだ造り"が必要です。


2008年9月 7日 19:20 |

ウチナーグチの空手指導

辞書によると「以前使われていたが、現在は使われなくなった言葉」を死語というが、世界には、周囲の政治経済的・文化的に優勢な大言語に圧倒されたり、より勢力のある周囲の言語に圧迫されたりして、急速に消滅していく「危機言語」があるという。
小生は、学校に「方言札」があった時代で、家でウチナーグチ、学校では「ヤマトグチ(共通語)」のバイリンガルで育った。
やがては、「共通語励行」なるものまでが興り、家のオジー、オバーまでがたどたどしい口調のヤマトグチで、孫と接するようになった。
今、時代は替わって、正しいウチナーグチ(沖縄の方言)を話し、聞ける人は、どんだけいるだろうか?
言語学会では、その言語の話し手が6000名以下を「少数話者言語」というらしい。
「少数話者言語」とまではないにしても、このウチナーグチの話し手が多く残っていない現実を見れば、絶滅の危機にあると云えよう。
空手教室は殆ど小学生、中学生であり、ウチナーグチは知らない。
大人の稽古生も、何とか意味が聞けるくらいで話し手にはなれないでしょう。
おそらく、また御父母の皆さんも同じだろう。
パワフルで情緒豊かなウチナーグチで空手指導を行なったらおもしろいだろう。
そんな中で、近くのウチナーグチ研究者の著書を買い求めた。 CA330057.jpg
ページを捲ると実に面白い。
チブル(頭)、ヒチェー(額)、カジ(項)、カクジ(顎)、ケンナ(腕)、ヒジゲェー(肘)、ワタ(腹)、ニファラ(脇腹)、ナガニ(背中)、ガマク(腰)、チンシ(膝)、クンダ(脹脛)、アドゥ(踵)・・・
ウチナーグチのケンカの口上では、「てぃーじくん 投ぎやーに こーさー 喰ゎーさーりーみ」と迫力満点である。
手に負えない腕白な子供たちを叱るときに使ってみたいが、大人しくなるだろうか・・・


2008年9月 3日 19:16 |

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