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沖縄空手|館長のブログ

剣禅一如・・・

仏教が日本へ伝来したのは千余年前といわれる。
以来、日本人に生・老・病・死の苦痛、いわゆる自然や運命など受け入れ難い困難への観念的な理解と人間的な向上を理想とする禁欲的な生きかたを求めてきた。
nagamine.jpg 剣禅一如は剣禅一致とも言うが、空手や剣道は、仏教のうち禅の影響を受けている。
武道を嗜むものが、武道の精神的な話しになると、よく耳にする言葉である。
しかし、実際に坐禅をしたことのある武道人は、意外と少ないのでは・・・
また、武道によって悟りの境地に至ったつもりでも、武道のどこと禅のどことが一致するのか説明できるだろうか・・・
小生も禅堂で坐禅の経験はあるが、答える言葉に窮する。
アメリカで流行したカンフーといわれる中国拳法がある。
そこでは「呼吸は型のためにあるのでなく、呼吸の為に型がある」と説明するようだ。
さすがに中国武術の達見だ。
「呼吸のためにすべての型はある」
長年、空手を学んでいると、胸にストンと落ちる言葉である。
心の作用は、如何なる意識といえども呼吸と共に動く、かつ変化していく。
このことに気づいて、実生活に活かすのが禅だという。
「呼吸の乱れは心の乱れ、心の乱れは剣拳乱れ、心正しからざれば剣(拳)また正しからず」
この身で体得するのが剣(拳)禅修行のねらいだ。
あらゆる生命活動は、精神のコントロールが作用する。
勝負事においては精神的要素が・・・、とりわけ生死を賭ける闘争では決定的な意味を持つ。
武術は闘争の技術であり、武道は単に闘争の技術にとどまらず超技術・・・精神のコントロールを求める。
つまるところ、生死ギリギリの場を見つめて修行する意味で[剣禅一如」なのだろうか。


2009年2月 2日 23:49 |

大家のセミナーに期待・・・

まだ先のことだが、8月に那覇市で「2009沖縄伝統空手道世界大会」がある。
大会三日目に、県指定無形文化財保持者による特別セミナーが開催予定だ。
沖縄伝統空手、古武道の継承・普及・振興を図る為、半世紀以上にわたり沖縄の空手・古武術の真髄を学んでこられた大家のセミナーに関係者の関心が集まる。
沖縄県は2000年9月、「沖縄の空手・古武術」保持者として六名の先生方を追加認定した。 K57.jpg
特別セミナーの講師には、保持者・伊波康進(空・古一号の4)、友寄隆宏(同5)、仲里周五郎(同6)、仲里常延(同7)、宮平勝哉(同8)、湧川幸盛(同9)の各先生方が参加予定だ。
無形文化財は、形に現れない「技」や「技術」そのものが指定される。
なので、それを他人が知覚するためにはその技法を高度に体現でき、また、その技法を正しく体得し、かつ、これに精通する「技の持ち主」を、その保持者として県が認定した。
また、県では保持者の役割として文化財の保存・継承と伝承者の養成をあげる。
戦後の困難な生活の中でも研鑽を積み重ね、技法を修得してこられ、後進の指導にも優れた実績を持つ先生方・・・、その大家の「技と心」の講演に期待する。


2009年2月 1日 23:42 |

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