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沖縄空手|館長のブログ

武術としての鎌の手

鎌は古い歴史を持つ刃物で七世紀ごろ野鍛治が出現し造られたものと推定される。
鎌は農民の道具として不可欠であり、時の支配者が所持を禁止することができなかった。
洋の東西問わず、農民の反乱・一揆などで刀剣を持たない農民が臨時の武器として鎌を用いた。
琉球においては、英祖王の頃、鍬、ヘラ、鎌などの農具が鉄製になった。
武器類も日本や中国からの輸入によって、兜、鎧、弓矢、鎗、楯、鉾、太刀、刀など多くの武器が入った。
CIMG3246m.jpg英祖王統第四代目玉城王の頃(1314年頃)、南部と北部の諸按司が浦添に離反して、それぞれに王朝を打ち立てた。
以来、琉球には中山国(浦添王朝)・南山国・北山国の三国が分立し、相争う戦国時代が約一世紀続いた。
鎌が武器として使用されたのはちょうどその頃で、刃物の所持を禁じられた百姓たちが武器の一つとして使ったのが始まりと云われます。
その後、中国武術との交流により武術的な鎌術へ昇華し、現在の形が出来たと考えられる。
さて、今日は朝からおきなわマラソンがあった。
道路の混雑を避けようとスタートの時間が過ぎた頃、古武道稽古に向かった。
今日から鎌術のエキスパートT氏から鎌の手の手解きを受けることになった。
年齢を感じさせない見事な鎌捌きに改めて驚嘆する。
とりあえず二本の鎌を両手で持って自由に操れるまでどのぐらいかかるだろうか・・・
あるいは紐をつけてコントロールして振れるだろうか・・・
スパッといきそうな鎌刃の恐怖と新しい道具への好奇心が交錯した一日だった。


2010年3月 7日 20:59 |

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