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沖縄空手|館長のブログ

沖縄スポーツ界の偉人

昨晩、那覇市内のパル・ド・メールさんで手を語る会の新歓コンパがあり参加した。
会が創立21年を向かえ、活動の活性化を図るべく新顔10名を迎えた。
緊張するなかメンバー10名の自己紹介があり、年齢の若返りとともに空手への思いや抱負が語られ、心強く感じられた。
CIMG3372.jpgこの店はフランス料理やワインが堪能できるのでこれまで何度か利用するが、店主の宮城氏とお話しする機会があった。
宮城氏の父は国内スポーツ界の有名人で知られる。
沖縄に「日本一の男」と言われた円盤投げの勇者宮城榮仁氏である。
1939(昭和14)年に円盤投げで日本記録を樹立し、国際陸上競技大会で5位入賞した。氏は1940年には記録を更新してその後18年間記録保持者となった伝説の偉人なのだ。
息子さんに父親の活躍ぶりを綴ったファイルを見せて貰った。どれも戦前の新聞記事で貴重な物であった。
CIMG3381.jpg投擲や中距離などスポーツと真摯敢闘された方なのだが、一枚の写真に釘づけとなった。
氏は常延先生の先輩にあたる県立農林学校出身で喜屋武朝徳先生から空手を教わったという。
写真は三重高等農林学校(現三重大学農学部)在学中に撮られた言うが、筋骨隆々の勇姿に思わす息を飲む。店主によれば父親は身長168cm程度であったが肩幅が大きい方だったいう。
喜屋武先生に教わっただろう「セーサン」型なのだろうか、写真に写る胸の厚みに驚嘆する。
引き手の位置でも首里手系の特徴を良く示してように思う。
隣り個室では元県知事が経済界との会食もあって、帰り際、わざわざ挨拶に見えた。
ブログへの写真転載を快諾して貰った店主が、空手の関係者の集りへ特に御贔屓する理由も分かるような気がした。(感謝)


2010年4月29日 15:03 |

求道館稽古

今日20日は二十四節気の穀雨だ。
春の雨に潤された穀物が芽吹く頃という・・・
今年は雨が多い。
CIMG3258.jpg多雨は葉野菜栽培に影響し、農家や消費者にも恵みの雨ではなさそうだ。
だが、先月中旬に総出で植えた400坪余のキビも芽が出たようだ。
天候不良で長い間トラックターが入れず苗が放置され心配したが、もうひと安心だ。

湿っぽく、気温が27℃近くまで上がったが、求道館へ自主稽古へ出かけた。
もう既に手前の駐車場から、フクギの木の下には先生が腰掛けている姿が確認できる。
先週は誕生日を向かえ、いつにも増し求道館への来訪者が多かった。
久しぶりのにぎわいに歓んで迎えた先生も、少し落ち着きが感じられる。
CIMG3362.jpg CIMG3361.jpg石垣の上で腰を下ろし談笑する先生に、大声で合図し来たことを知らせ稽古場へ入る。
火曜日の自主稽古は、求道館の最年長で生涯現役を目指すAさんと千武館館長と小生の三名だ。
無理はせず、空手や古武術に楽しく取り組むことをモットーするが、広範囲にわたる稽古になる。
定位置、移動の基本稽古、アーナンクーからクーサンクー、そして徳嶺、朝雲、津堅、周氏、佐久川、添石、赤人の櫂手、鎌の手、釵術、トンファー・・・など豊富な課題に取り組む。
CIMG3365.jpg二時間程度の稽古なので、心地よく汗かき、充実感を得ることができる。
同時に、普段、稽古する型の相互点検の場でもあり、型が検証される。
習った型を客観的な評価を得る為、多くの門葉には求道館を訪ねて欲しい。

皆さん、頑張りましょう!
型の稽古は鍛練法という。
技も心も稽古によってのみ磨かれるのだから・・・


2010年4月20日 20:51 |

清明祭

二十四節気は清明に入り、今日は二週目の日曜日だ。
県内では一斉に清明祭が行われた。
ふだん閑寂なお墓は、先祖の供養で、にぎわいを見せている。
「球陽」によれば尚穆王17(1768)年の頃、玉陵(タマウドゥン)で行われたのが、沖縄での事始だという。
首里の士族社会を中心に普及し、次第に農村へ伝播したといわれる。
CIMG3357.jpg酒と重箱料理(九品)を供えて、南部某所で門中のお墓参りした。
周辺は門中やハラによる墓前祭で、お昼頃から御願でごった返していたが、いつもの古武道稽古場へ移動する。
全県で清明祭のシーズンなので、北部のM先生は清明祭でお休み、他の先生方も姿が見えない。
道場主のT先生の指導で釵やトンファーを繰り返し稽古する。
釵脚での払い受け、釵投げ動作、掛け受け貫き・・・など細かい解説もあった。
大人数の稽古で得られない充実感を得て、本日の古武道の稽古を終える。

CIMG3359.jpgシーミー(清明)の対象は門中墓以外に、隣接する鉄匠始祖免之大親の碑があり写真に収めた。
『球陽』外巻三に「往古、本国未ダ鉄匠有ラズ。下志喜屋村ニ、免之大親ナル者有リ。七次、私自ニ中国ニ至リテ交易シ、終ニ兵乱ニ遭ヒ、留在スルコト七年。始メテ鉄匠ヲ学ビテ帰ル」と記されているという。鍛治を務めた偉人のお墓だというのでびっくりだ。
話しは飛躍して、古武道の鎗、釵、鎌、鍬などの道具も、その方のおかげなのかも・・・(笑)
お酒と重箱を供えて、手を合わせて拝んできた。


2010年4月18日 21:39 |

町の変貌と浜下り

教室の向うに広がる中城湾。その南西側一帯が与那原海岸だ。
戦前、潮干狩りや海水浴ができる場所だったという。
古くは東海岸の海上交通と陸上交通の結節点で拠点都市として栄えた地域だ。
近年の海路・陸路の交通体系の変化や人口動態変化で拠点性が失われた。
下水道や生活排水等、環境整備の遅れから海岸線の汚れが激しかった。
毎年、県から発表する海水浴適否では大腸菌が多く不適なビーチで有名だった。
高校生のとき、新原ビーチまで行くには遠いので、そこで泳いだことがあった。
真っ白だった下着が水辺からあがったとき、黒く汚れていたのを記憶している。
CIMG1897.jpg CIMG1898.jpg平成5年から142haのマリンタウン埋立工事が始まった。
現在では住宅街として大きく様相を変えている。
船だまり、マリーナ、人工海浜、海浜緑地などが整備された。
シーズン中、人工ビーチでは海水浴でにぎわう。
水上バイクやバナナボートのマリンスポーツに興ずる観光客も増えた。
さて昨日は、旧暦3月3日の昨日。各地で浜下りがあった。
女性が海水で身を清め、健康を祈願してご馳走を楽しむ行事である。
十数年前、教室の向うは海浜が広がり、この日は潮干狩りでにぎわう与那原海岸である。
今日の空手教室で子供たちに「浜下り」のことを尋ねてみたのだが・・・
だれ一人としてその行事を知らなかったのにはびっくりだ(*_*;
練習生は平成二桁以降の生まれなので、与那原の海浜のことは知らないのも無理はない。
練習生の父母や祖父母世代には、与那原海岸での海水浴や潮干狩りの経験はあるだろうか・・・
浜下りの行事の由来に、美男に化けた蛇に犯された娘が浜へ下りて海水で身を清めたという「アカマタ伝説」が伝わる。
老若男女が総出して浜辺で過ごす地域、女性だけが浜に下りて一日送る地域があるという。
沖縄の年中行事やその由来・・・子供たちにもしっかり伝えて欲しいですね(^^)


2010年4月17日 21:22 |

誕生日おめでとう!

CIMG3354.jpg今日は先生の88歳誕生日だ。
知念親川(チニンウェーガー)の長男として生まれたので、子供の頃「延ちゃん延ちゃん」と可愛がられたという。
今日の求道館の自主稽古はお休みにして、日頃の感謝の念と健康長寿を祝し、先生と一緒に近場のレストランへ出かけた。
去年も心ばかりの誕生会をしたのだが、月日の経つのも早いものでもう一年である。
この間、求道館での稽古立会いや練習生の指導、そして世界大会のセミナーを無事やり遂げた。
沖縄の空手・古武術の進歩と発展に寄与する大きな仕事した手柄が認められ、世界大会の解散総会では表彰を受けた。
先日から求道館は本土から関係者の来訪で賑わい、先生も喜んで元気な様子だ。
先生の大好きなうなぎを注文して待つこと十数分・・・テーブル上にはところ狭しとご馳走が飾られた。
うなぎといえば夏の食べ物という印象が強いですが、身体の為にも夏場を迎える前に補給したいですね。
気合いを入れ完食した。ちょっとだけ見栄えがする誕生日ケーキを持ち込んだのでデザートにした。
CIMG3355.jpg CIMG3356.jpg誕生日を祝して、先生の長寿と健康を願って、美味しく食べた。
(ブログ読者の皆さんにお裾分けするので、一緒に堪能してくださいね)
先生の笑顔がなかなか良いので、たまには出かけてお昼を楽しむことも良いですね♪
うなぎを食して元気になったので、これから自主稽古もしたい気分だ・・・
やっぱり今日の稽古は休むとしよう(笑)


2010年4月13日 20:25 |

称号段位受賞おめでとう!

一転して今日は久しぶりに晴れた。
気温が26℃まで上がり夏日だ。
午後から空手教室あるが、併行して社団法人全沖縄古武道連盟の称号段位受賞者合同祝賀会もある。
CIMG3309.jpg小学生コースを早めに準備をして、両方かけもちで参加することにした。
学校では入学式や始業式も終った。子供たちもそれぞれ進級して、いつにも増してどの子も笑顔だ。
新学期になると子供たちの勉強や習い事、スポーツクラブなど・・・どの家庭でも関心が高まるようだ。
教室には、新しく入会するため見学に訪れる親子も多い。
先週に続き、今週も一組の親子あり、直ぐに自己紹介をさせ、基本稽古に加えてもらった。
小学生の場合は空手を始める動機は、生活態度上の落ち着きを期待する親からの要求が多い。
子供同士の交流を通じて周囲との接し方も学び、礼儀作法も身についていく。
基本・移動基本稽古に取り組み、普及型Ⅰ、Ⅱ、アーナンクー、ワンシュー、セーサン、パッサイと課題ごとにチェックする。
初心時のぎこちない動作は気にしないで良い。
心機一転、新学期の気持ちを忘れず、空手を続けて欲しい。
でも、小学生20名超えのクラスになると教室の運営も大変だ。

CIMG3321.jpgCIMG3317.jpg小学クラスが終り、急いで合同祝賀会場へ向かう。
車で35分ほど時間だが、思ったより早く着いた。主賓の先生方が紹介され、始まったばかりであったので、日頃からお世話になっている先生方への挨拶を済ませた。
CIMG3336.jpg CIMG3340.jpg全沖古連から範士十段に金城健一先生、範士九段に平良吉雄先生、小橋川仁英先生、山城健一先生へ称号・段位の栄誉が拝受された。
日頃から精励恪勤で斯道の模範者・功労者の先生方である。
先生方には今後とも後進の指導にご尽力され、ご活躍をお願いしたいものである。
余興で琉舞やエレクトーン演奏、また子供たちによる棒や釵、ヌンチャク、トンファー、テンベーなど古武道の演武があり、会場を盛り立ててくれた。(感謝)

 


2010年4月10日 21:20 |

求道館稽古・・・

二十四節気は清明に入った。
気候も暖かくなって、周辺では新緑が芽生えて、春の到来だ。
だが今日も、この時期独特な雨続きで外は薄暗い。
新年度はじめての求道館での稽古へ出かけた。
稽古場近くの駐車場で雨が少しでも止むのを待つが、止むことはないので駆け足で道場をめざす。
CIMG3307.jpgまるで人気の無い求道館の床の温熱センサーが、人気を感じたように、先生は稽古場の灯りを点けた。
型がチェックし易いいつもの場所で、徐に陣取り稽古の始まるのを待っていた。
定置、移動の基本稽古を済ませ、アーナンクー、セーサン・・・そしてチントー、クーサンクーまで力を込めて型稽古を行う。
ワンシューでは演武開始位置と終了位置に差異がある。
演武線の展開が逆T字なので、普通の歩幅にて前方への展開後の投げ技、手刀受けで、元の位置に戻ることはない。(手刀受けで大きく歩幅をとればできないことは無いが・・・)
CIMG3302.jpgいろいろ評価は分かれるが、例外の存在があるのも了としよう。
パッサイ、チントー、クーサンクーでの交叉立ちでは、膕への他方の脚の引き付けが一番の要だ。
一つ一つの形(技)の理合を解き明かし、動作を試してみるのも面白い。
空手の型の終え、古武道の型が始まるが、徳嶺、津堅、朝雲、周氏、佐久川、添石の棍法、鎌の手まで一気に行う。
古武道の型が増えるごと稽古時間が長くなり、当初の倍ぐらいになっただろうか・・・
それでも先生は最後まで道場で見守ってくれるので、気の抜けない求道館での稽古は有意義だ。
雨で気温があまり上がらない中、たっぷり汗がかけるの心地よくも感じる。
そんな先生も来週には満88歳の誕生日を迎える。
お祝いに訪れる都道府県の関係者もあって嬉しそうある。
いつまでも元気で、修行や武道活動を見守って欲しいと願っている。


2010年4月 6日 20:58 |

新年度の古武道稽古

朝から雨が降り続いている。
暦は卯月に入り、入学式や入社式で新顔を迎える季節だ。
今日の古武道稽古は鎌術の研修のため、前半は急遽、場所が変わった。
GONG格闘技4月号で沖縄空手に実戦を持ち帰った横蹴りの名人で紹介された金○先生。
その先生が館長を務める琉誠館で行った。
紐つき鎌術のパイオニアのToyozato先生を招いて、全沖古連の「鎌の手」を教わる。
この型は「マテーシの鎌」で異名をとる先代の得意とする鎌の型である。
随所に掛け受け、斬り上げ、薙ぎを多用し、両首もとで鎌の刃の切り返しや網を掻き揚げるような動作での水平斬り等・・・ダイナミックな操法が含まれる。
操法を一歩間違えると一大事なので、勿論、練習では模擬鎌である。
一時間程度の稽古で一定の手数はおぼえた。
充分な鎌捌きを得るには、四股立ち、前屈など姿勢の変移がポイントになる。
これからの練習量で成果を収め、振る道具も模擬鎌から真剣へ変わるだろう。CIMG3297.jpg
CIMG3300.jpgたまには緊張した空気の中の稽古も良いものだ。

棒、釵、トンファーの稽古の為、普段の場所へ移動した。
今月で一年が経過するが、修行メンバーも固定され、当初より減ってきた。
鎌の研修で残り時間が少なく、釵Ⅰ、Ⅱ、千原の釵、トンファーⅠ、Ⅱをそれぞれ3回ずつ繰り返し手順を確認する。しばらく稽古日に間が空いたので手数に戸惑うことがあったが、古武道においても型の反復が要になる。
空手道と古武道・・・双璧する武術を窮めるには、日頃からの修練が不可欠なのだろう。
新年度を迎えて、古武道の稽古場にもNewcomerがやって来ることと望んでいる(^。^)


2010年4月 4日 22:06 |

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