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沖縄空手|館長のブログ

町の変貌と浜下り

教室の向うに広がる中城湾。その南西側一帯が与那原海岸だ。
戦前、潮干狩りや海水浴ができる場所だったという。
古くは東海岸の海上交通と陸上交通の結節点で拠点都市として栄えた地域だ。
近年の海路・陸路の交通体系の変化や人口動態変化で拠点性が失われた。
下水道や生活排水等、環境整備の遅れから海岸線の汚れが激しかった。
毎年、県から発表する海水浴適否では大腸菌が多く不適なビーチで有名だった。
高校生のとき、新原ビーチまで行くには遠いので、そこで泳いだことがあった。
真っ白だった下着が水辺からあがったとき、黒く汚れていたのを記憶している。
CIMG1897.jpg CIMG1898.jpg平成5年から142haのマリンタウン埋立工事が始まった。
現在では住宅街として大きく様相を変えている。
船だまり、マリーナ、人工海浜、海浜緑地などが整備された。
シーズン中、人工ビーチでは海水浴でにぎわう。
水上バイクやバナナボートのマリンスポーツに興ずる観光客も増えた。
さて昨日は、旧暦3月3日の昨日。各地で浜下りがあった。
女性が海水で身を清め、健康を祈願してご馳走を楽しむ行事である。
十数年前、教室の向うは海浜が広がり、この日は潮干狩りでにぎわう与那原海岸である。
今日の空手教室で子供たちに「浜下り」のことを尋ねてみたのだが・・・
だれ一人としてその行事を知らなかったのにはびっくりだ(*_*;
練習生は平成二桁以降の生まれなので、与那原の海浜のことは知らないのも無理はない。
練習生の父母や祖父母世代には、与那原海岸での海水浴や潮干狩りの経験はあるだろうか・・・
浜下りの行事の由来に、美男に化けた蛇に犯された娘が浜へ下りて海水で身を清めたという「アカマタ伝説」が伝わる。
老若男女が総出して浜辺で過ごす地域、女性だけが浜に下りて一日送る地域があるという。
沖縄の年中行事やその由来・・・子供たちにもしっかり伝えて欲しいですね(^^)


2010年4月17日 21:22 |

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