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沖縄空手|館長のブログ

「偲ぶ会」の思い出

先日、「拳聖」喜屋武朝徳師を偲ぶ会へ参加した。
偲ぶ会は師の娘のご長男が会主となって取り組まれた。
今回のシンポジウムは、喜屋武先生と縁のある方々の多くが空手以外だったのが興味深かった。
昭和初期、比謝矼近郊に住み、喜屋武先生をよく知る人々のお話があった。
既に定着している人物像。空手の達人だけでなく、先生の生い立ち、家柄まで踏み込んだものだった。
多くの首里士族が無禄士族として処分された「秩禄制」の廃止。これまで喜屋武先生も例外でなく「廃藩の武士(サムレー)」と世間で取り沙汰される人物像のイメージが強かった。
偲ぶ会ではいろいろな文献・資料の収集により、武道の王道を窮めるため清貧に甘んじた半生であったと歴史的評価を導いた。
K64.jpg1975年1月19日、喜屋武朝徳先生道統最後の継承者である仲里常延先生の仲里道場(当時)で喜屋武朝徳先生を偲ぶ集いがあった。(写真)
先生のご長男の本永朝一さん、お孫さんの本永朝裕さん(道場の門下生で遠く那覇市から通う)、娘婿の西平守有さんが参加し、父や祖父のお話を聞かせてくれた。
会場で紹介された銭湯話、矼の欄干での力競べ、趣味の闘鶏話、荷馬車の砂糖樽の話・・・
その頃から聞いていた。
生前、恩師が語っていた武勇伝も多いが、今回は聞くことが出来なかったのが残念だ。
暴漢を取押えた話、天覧演武、慰問演武での試し割などチャンミーの豊富な武勇伝がある。
立志編の続編が公開される頃、また偲ぶ会があるだろうか・・・
師の牧原移住の背景、県内各地で空手指南所開設、師の歩んだ足跡の空白が埋まっていくことを期待する。


2010年9月24日 22:16 |

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