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沖縄空手|館長のブログ

十三年忌とシンクチ

毎日曜日ごと始まった共同作業が大詰めを迎えた。
門中に属する成人男性の頭数で作業日数が賦課されるので、今日は二回目の作業に出かけた。
前回ブログで紹介したシンクチ(洗骨)行事は、今週の土曜日午前中に納骨の儀が行なわれる。
CIMG3712.jpg CIMG3721.jpg CIMG3719.jpg十二年の間に亡くなった方々のお骨を隣の納骨堂(親墓)へお送りする行事なのだ。
門中墓が現在の場所に移り、戦後まもない1950年の寅年に、親墓の改装と洗骨が同時に行なわれたのを機縁に続いていると思われる。

十二年の間に広大な門中墓の敷地は草木が繁茂する。墓の壁のコンクリートも剥がれるたりする。
門中総出で大掛かりな草刈りに墓の改修、墓地周辺の整備作業が行なわれる。
10月最初の草木の除去作業で、小生は迂闊にも、琉球萩かクワズイモに触れたようだ。
病院の皮膚科で治療を受けることになる。皮膚生検まで行なうが、原因不明で未だ寛解しない(;^_^A

CIMG3714.jpg CIMG3716.jpg CIMG3717.jpg今日は作業現場がグスグ時代の遺跡、志喜屋グスク(城)の草木の除去作業があった。
三週間前から四肢掻痒感で辛い思いをしたので、長袖で防御して恐る恐る精を出す。
志喜屋区の先祖の孝行になっただろうか・・・
多くの方々の協力で文化財保護区の聖地をキレイにすることができた。

鉄匠始祖免之大親の碑の建つ場所もキレイになった。
北部の今帰仁村に在する門中との交流で記念植樹されたサクラ園も防草処理された。
今後の草刈り作業が軽減されるだろうか。

今週土曜日午前、納骨の儀が執り行われる。
今年の干支に因んで寅年生まれの若い衆が三基ある墓の中に入り、骨壷を外へ出し、参加者で骨壷から納骨堂へ御送りする。
墓は忌み嫌う場所であらず・・・永住の地である。
いずれは皆が入り・・・自然へ帰る場所でもある。

今週はシンクチの儀のあと、門中の繁栄を祈願した祝賀会も盛大に行なわれる予定だ。
門中の交流へ出かけよう。


2010年10月31日 22:35 |

学習の媒体と合同稽古

今日午前、社団法人全沖縄古武道連盟で10月度の合同稽古があった。
与勝半島の丘陵地帯に位置するB&G海洋センターに向った。
自宅を出て25km超えて、琉球史に残る阿麻和利の居城・勝連城址を少し超えたところに位置する。
土曜日で車が少なく、道が空いたので五〇分位で会場へ到着する。
当初予定した稽古場・アリーナへ周辺の保育園の運動会が入る。
急拠、二階武道場へ変更する。今日の参加者は全沖古連の両副会長、理事長、事務局長を含む9名が参加。
朝雲の棍、周氏の棍、津堅の棍、佐久川の棍、添石の棍、釵Ⅰ、釵Ⅱ、千原の釵を手順を確めながら、型の反復練習を行なう。
この合同稽古は、先に発刊した「沖縄古武道教本」を基本に、一つ一つ形を確認し、型を統一すること、会員相互の交流を目的とするが、参加者が少ないのが寂しい。

型稽古において、近年、教材が豊富でビデオや写真や鏡に頼った稽古法がある。
ビデオや写真や鏡は、外から見る内なる心の現われであり、内なる心の働きを正すこと無しには、外見に惑わされます。
CIMG3705.jpgCIMG3708.jpgCIMG3706.jpg「似て非なるもの」で、外見は似ても本物とはだいぶ違うことだってあるでしょうか。
ビデオ学習は尚更、リズムやテンポ、速さをビデオに合わそうするので本物には成り得ません。
周りにある文明の利器、視聴覚媒体のみを基にして型学習することはどのような意味をもつだろうか。
あくまでも型の反復を通じた鍛練を行なう上での、型の確認作業の教材ではないだろうか。
「あなたの師は誰ですか?」と聞かれ、「私の先生はビデオテープです」とは言えないでしょうから・・・。
CIMG3709.jpg録画の媒体のみで稽古をする人が居るとすれば、それは武道を嗜む者として恥ずべきことではないだろうか。

来月末も合同稽古があるでしょうか。
もちろん参加します。
多くの会員が参加し、会員相互の武術交流を深めることを願っています。
皆さん、万難を排して参加しましょう。


2010年10月30日 18:33 |

観天望気

窓の外に激しくたたきつける風雨、秋台風が接近中だ。
この時季の襲来は珍しい。先の豪雨災害に見舞われた奄美の方々の不安もいかばかりであろうか。
台風の接近に備えて、緊張感を持って十分な台風対策を講じて欲しい。

小型船舶免許の勉強中の頃、例題に「観天望気」があった。
雲行きや空模様、日がさ、月がさ、朝やけ、夕焼け、山の上の笠雲などを観測して、天気を予測することが観天望気だ。
全国何処にでも伝承された天気のことわざがあるようだが、沖縄県でも多くあるそうだ。(沖縄天気ことわざ 気象季語から旧暦まで 石島英、正木譲著)
気象庁発表の予報の的中にも限界があり、観天望気から予知する場合もある。
船舶免許の試験では、観天望気の意義の成否を問う問題が出題され、海上においては現在も重要視される。

PIC00038.jpg PIC00034.jpg「波状雲がでると雨」「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」「日がさ月がさがでると翌日は雨」などは気象学的にも十分根拠があり、出航のとき活用される。
西の空に積乱雲や稲光が見える、西の水平線が凸凹する、にわか雨が降ったり止んだりする、急に気温が下がるなどは突風の前兆である。突風が吹く時の海面の状況も観天望気が役に立つという。

昔、漁に出られない漁師が目の前に広がる海の波の様子を観て、台風の方向や強さを予想していたこともうなずける。
西原に移住して長いのだが、「スクナムイ(知念・佐敷の山)の方面が明るくなると風が吹く」というのは根拠があるだろうか。
だが、どれも先祖から伝承された「天気ことわざ」なのだろう。

一方で、「デイゴの花が例年になく綺麗に咲くと大型の台風が襲来する」「田芋の葉が豊かに繁るのは暴風の兆」「甘藷が急に伸びる年は暴風の前兆」など・・・
植物の花や葉の繁りにきく「沖縄天気ことわざ」があるそうだが根拠はあるだろうか(;^_^A


2010年10月28日 20:23 |

死と武士道

北海道では初雪が降ったという。
沖縄では、南の台風の接近が心配される。
台風の影響もあり気温は低めなのだが、それでも25℃。
あらためて南北に延びる日本列島の広さを思い知る。
今日、午後から求道館での自主稽古へ出かけた。
昨日はシジュークニチの周忌があり、先生は仏壇に入った。
神様となった先生が「生涯の完成」を報告し、忌明けとなった。

CIMG3702.jpg何人も歳を重ね、人生の最後に「いかに死を迎えるか」という命題に直面する。
自分に打ち勝つ者は強い。満足することを知った人は豊かである。
そういう境地で、自己の精神を鍛え、自己を律することができるでしょうか。
もし、余命が「あと三ヶ月」と癌を告知されたら、「生」の大切さを実感するだろう。
武士道は「死」に直面するので「生」の尊さを知る。

生前、先生は、武士の心得を厳しく説いた修養書「葉隠」を「死ぬために正しく生きること」と解釈した。
斯道の現役年長者が示す訓えは「亀の甲より年の劫」。
克己心を磨き、迷わない精神力を身につけるため、その経験や心や技を尊び、教わりたい。


2010年10月26日 22:40 |

特別な日を刻む

今日は特別な日。
沖縄県が定めた「空手の日」なのだが、都合でイベントは中止となった。
四十九日の法要が終わった。
先生が旅立って一ケ月以上が経った。
日々の経つのは、ほんとうにあっという間である。
今日は周忌の後飾りも片付き、仏壇へ引越しです。
向こうでは、ひと段落ついてホッとできる頃だろうか。
先生の命日は9月7日。
「宮本武蔵」「新・平家物語」「三国志」を著し、国民文学作家と謳われた吉川英治と同じ日だ。
時間の経過とともに寂しさが込み上げてくる。

夏日の戻った一昨日、先生が好きだった庭いじりをお手伝いする。
「庭先の芝の長さはどうですか?」と聞くも・・・
芝の長さより県外から取り寄せた「こだわり芝」を自慢した。
「この枝は残しますか、それとも剪定しますか?」
マッコウの剪定は苦手で、どうもセンスがありません。
「庭石の向きはどう?」
「えっ、角度が気に入らない、じゃ、向き変えよう」
今年の春先、こんな雰囲気で会話したことを思い出す。

過日、三回目の周忌が終った。
眼光紙背に徹する姿を思い浮べ、先生に導かれた。
K81m.jpg向こうに見える求道館では、既に施錠を解き、自主稽古が始まった。
先生に教わった求道者のスピリットなのだろうか。
悲しみを乗り越えようと鍛練した。
「正しく」「厳しく」が稽古法の口癖だった。
その心と技の道標は、斯道の探求と未来の進歩へ繋がっている。
求道館での厳しい鍛練が続く限り、求道精神も心の中で生き続けるだろう。
忌中(ヒーウチ)明けにあたり、更なる精進を決意する。(合掌)


2010年10月25日 23:18 |

争心なし

気温が30℃を超え、沖縄地方は真夏日に戻った。
午後から又吉古武道中北部研究同志会の稽古へ出かけた。
今日は沖縄剛柔会の後期昇段審査があって参加者は少なかった。
M先生が先に稽古場へ入り、稽古者の到着を待っていたようだ。
贅沢なことにマンツーマンで指導を受けることができた(感謝)
普段、細かく教われない棒や釵の操法を細かく指導して頂いた。
d12.jpgまた左右、前後への展開時の運足法も実演があった。
現在は武術で以って、人と勝負する時代でない。
見栄を求めず、ごく自然体で演ずる古武道の型。
花をつくらず、権威をこしらえることもない古武道の稽古場。
真摯に武術を追求しようと、ひたすら流す汗。至福の時が過ぎた。
先日開かれた喜屋武朝徳先生偲ぶ会で紹介された師の訓。
空手道とは『長年修行して体得した空手の技が生涯を通して無駄になれば、空手道修行の「目的」が達せられたと心得よ!』と武道の精神を指導した。
その時代から約100年遡る剣術界には、神道無念流・齋藤弥九郎師が練兵館を主宰した。
多くの剣士が薫陶をうけるが、長州藩の木戸孝充は生涯を通して一度も剣を抜いて人を殺したことがないと言われる。
『武は戈(ほこ)を止むるの義なれば、少しも争心あるべからず。剣を学ぶ人は心の和平なるを要とす。兵は凶器といえばその身一生用うることのなきは、大幸というべし』が訓えだ。
時代は違えど、齋藤師の訓えに拳聖喜屋武朝徳先生の訓が重なる。
何時の時代でも、武道の大家には自他不二、争心は無かったのだろう。、


2010年10月24日 20:45 |

草刈りと空手教室

未明に降った雨があがり、暑い一日なった。
いつの間にか、先月研修会時に刈った庭の草木が伸びた。
来週は恩師の四十九日の周忌があるので掃除しよう・・・と
「一泊一膳」のお礼ではありませんが、草刈り作業を手伝ってきた。
真夏の太陽ほどではないが、まだまだ暑い陽射しです。
やっぱり、ここは落ち着きます。心地よい汗を流すことができた(感謝)。

午後から空手教室へ向う。
練習時間も延長して、型の練習に組手の練習を取り入れている。
基本稽古は年長組へ先導させ、型稽古も児を中心に行なわせる。
普及型から徳嶺の棍まで順次行なわせて小休止。
五グループに分け、10分間の時間で年少が年長組から型を教わる。
CIMG3693.jpg CIMG3691.jpg CIMG3696.jpgグループごと、年長組に教わった型をやらせる。
目を見張る成果は無いが、児がそれぞれの立場で何かを学んでくれれば良い。
相手に脅威を感じるような仕草がなく、組手の練習は何故か楽しいようだ(笑)
気合十分に「来るなら来い!」と突いてくれば、捌いて突きこむ気力が欲しい。
わざと虚(油断)や隙や機会を与えて、突きこみ、蹴り込みの機会を観る目を学ぶ。
練習を重ねて虚や隙を少なくして、ゆったりした動作を素早く行なう。
単純な動きから複雑動作へ対応できるように実戦に近い動きを経験させる。
蹴撃技では力を抜く動作から相手に当たる瞬間に力を入れる。
蹴り込む動作より足の引き込み(たたむ)動作を意識する。
教室の児が伸び伸びした動きを見せてくれるのはいつだろうか。


2010年10月23日 20:20 |

杉と楠

剣道を練習稽古する者の心得に「杉と楠の教え」がある。
いずれも生長して大木になるのだが、両者に違いを剣道の練習にたとえた訓えだ。
杉は生長が速い。短い年数でも見上げるような大木に育つ。
しかし、台風などの大きな風に吹かれると見るも無残に倒木する。
地上に伸びる幹や枝が高さや大きさに比べて、地中の根の広がりや伸び具合が狭く、浅く、小さいことが原因だという。
PIC00018.jpg一方、楠は生長が遅いが、止まることを知らない。幹が上に伸びれば、基本の根も下へ深く伸び、そして広がる。強い風に吹かれても倒れることのない丈夫な樹に育つ。
剣道の練習稽古は楠の如く、剣道の技が上達するには、その技を支える基本(心)を身につけることを求めている。
空手の練習は、形の手順を覚え、間違えずにできるようになると、上級者のように上手くなりたいと思うものである。
厳しい練習を繰り返し、技が身につくと無理・無駄な動きがなくなる。
なので、動作は自然に滑らかになってくる。
自分からそうしようと滑らかになった訳ではない。
先輩の動きをただ真似て、自分も速く動こうと練習した人はどうなるだろう。
生前、恩師は「先輩の型は参考にならない」「型は鍛練、楷書で」が口癖でした。
ただ速く動きたいと自分の動作を作ってきた人は上達せず、ただ年数を重ねただけの状態だ。
自己を過信して自己の器用さに頼る。基本を軽視する人には基本という根が育たない。
試合や昇段審査に臨んで、見苦しい負け方や昇段を逸することもある。
「杉と楠の教え」は空手修行にも共通する訓えだ。
求道館での自主稽古も無事に終わるが、外は暗く大雨の中・・・岐路!?に立つ。
心しておきたい。

2010年10月19日 21:10 |

無くて七癖

今日、午後から中北部研究同志会の古武道稽古へ参加した。
又吉系古武道を深めるためのアットホーム的な研究会である。
主に棒、釵、トンファー、櫂、鎌、ヌンチャクなどの古武道を学んでいる。
人には「無くて七癖」といわれるように、誰にでも癖はある。
上達の妨げになる場合でも、本人には気づかない場合が多い。
全沖古連の高段位の先生方が指摘してくれる、それを正してくれる。
CIMG1963.jpg些些たることでも「ありがたい」と、素直に受け入れる。
実に有難い稽古環境である。(謝)
棒の振り一つでも胴造りで大きな違いがある。
三等分で握る六尺棒の振りで腕力に頼る振り方がある。
肩口から握り手が大きく離れた振り方をいう。
そのオーバーアクション気味のことを揶揄した故平信賢先生の言葉を思い出す。
(故赤嶺栄亮先生のビデオ収録へ行ったときの「恩師の紹介」)
『イヤー ボー ヤ ムル 「マルバイ」 ヌーガー キーヤガ ムル 分からん』と言ったそうです。
「ボーのマルバイ」・・・なかなか分かり易い表現です。
沖縄の方言なので直訳しますが、「棒の丸裸」を意味するでしょうか。
柔軟な動きで鋭い打ち込みをするには、腕に頼らず踏み込んだ前足で打て。
前足でなくて腰で打て。常に棒端の感触を掴めるよう身体から離すな。
姿勢を崩さず軽やかに動く下半身。運足に伴う上下動の少ない上半身。
棒の打ち込みにはそれなりの「胴造り」が必要だというのだろう。
悪い技癖があれば、素直に改めましょう。


2010年10月17日 22:07 |

年少者指導の留意点

与那原教室へ関わって、かれこれ三年になる。
指導の殆んどが、教室近郊の小学生が相手なのだ。
子供の特性を活かし、効果的な運営方法を考えなくてはならぬ。
限られた稽古日数、時間を有効に使う。
子供たちが健全に成長するために必要なことは何か。
いろいろ知恵を絞ることに努めてきた。
大会毎に目標を掲げて、子供が親と指導者と一緒に努力し、成功体験をする。
その成果を褒めてあげることに尽きるだろう。
目標を立て、ヤル気をだして挑戦し、それをやり遂げることは、人間の喜びの根源だ。
今年は、加盟する上部団体の組手選手権大会、マスコミが主催する少年少女空手道大会、実践空手団体の主催する全琉空手道大会へエントリーさせることができた。
教室を主宰する立場として、また子供の指導者としての役割を果たすことはできただろうか・・・
各大会の結果はともかく、子供らの努力する姿をみてあげただろうか・・・
場面毎、優しく、厳しく見守ってあげることができただろうか・・・
毎回が自問自答の教室運営なのだが、最近、子供たちがその答えを教えてくれそうである。
明るい声で挨拶ができる、感謝する気持ちが表現できる、気力や忍耐力や集中力が身につくように取り組んでいる姿がある。
自分で意識して練習に取り組むことができる。
友達を大切にして元気で楽しく練習することができる。
こんな空手教室をモットーにしよう。


2010年10月16日 20:33 |

カジマヤー雑感

今日は旧暦9月7日、沖縄では数え97歳の長寿を祝う日(カジマヤーの祝い)がある。
この年齢になると子供心に戻るといわれ、カジマヤー(風車)をもたせ、集落をオープンカーでパレードし、区民総出で道々を練り歩き盛大に長寿を祝うこともある。
CIMG3686.jpg実家のある田舎で今年五人のカジマヤーの高齢者があったが、都合で合同の「カジマヤー祝い」はなかった。
健康長寿で97歳を迎えることは願うことですが、病院や施設で寝たきりで迎えられるケースも少ない。
今日、1914年の生まれの祖母がカジマヤーを迎えた。
数年前から病院へ入院中であり、仏壇へカジマヤー御願と先祖へのご報告を済ませた。
その後、仏前へおそなえした供物をウサンデーして、祖母を見舞い供物と風車を届けた。
誰もが望む健康長寿は人それぞれ・・・年齢が年齢だけに・・・祖母の姿は虚しさも感じる。
簡単な形でカジマヤーの御願を済ませたが、これもまた人生の節目である。
CIMG3689.jpg願わくば、超高齢者社会は健康長寿であってほしい。
単に長寿を願うことより、健康長寿に肖りたい。

病気に苦しむこともなく、元気で長生きし、病まずにコロリ・・・
ピンピンコロリの人生も、またいいだろう。
すべての産土神へ健康長寿をウートートゥ・・・(拝)


2010年10月14日 21:50 |

元・・・ノラ猫の変身

里親が見つかるまでは世話してあげて・・・と頼まれ預かった「ノラ猫」のチビ太(幼名)。
このニャンコが五ヶ月が経過し、すっかり先住民のワンコ三匹と仲良く暮らしている。
動物病院の待合で「里親募集!」と貼り出す。
数日後、里親希望者が現れるが、とうとう里子に出すことが出来なかった。
CIMG3683.jpg以前からワンコの多匹飼いを楽しんでいるがニャンコは始めてだ。
調べた猫の習性に拠れば、安寧な寝どころの確保、トイレの躾けさえすれば犬ほど手の掛からない生き物とあったが、その通りであった。さらに「愉快な仲間達」ならぬワンコの存在がいい遊び相手になり、生育環境も良かったのだろう。ペットとして飼う以上はワクチン接種や去勢手術もせねばならぬ。結構な出費になったが、今では「家猫」のタァ~君と命名し一番目立つ存在である。
放っていても育つと、二泊三日の猫の留守番も可能だそうだが・・・
タァ~君は寂しがり屋なのだ。スリスリと身を摺り寄せ、足元にまとわりついて離れない。お腹が空くとミャーミャーと猫撫で声。長い尻尾での感情表現も多様だ。
尻尾の振り方でニャンコの気持ちまで知ることはできないが心は和む。
最近はワンコ用のベッドがお気に入り。ニャンコとは思えない無用心な寝相をみせてくれる。
犬との同居で猫も同化するだろうか。仰向けにお腹を出して寝る姿が可愛い(^o^)


2010年10月13日 22:14 |

周忌と追慕

仏式の法要では葬儀後七日ごとに故人の供養のために法要が行なわれる。
仏教の影響の残る沖縄でも一週間ごとに仏を供養する。
とりわけ、初回、三回、五回、七回の周忌は焼香の来客が多い。
昨日は恩師の五回目の周忌にあたり、多くの親近者に交じり供養する。
さきに拳聖・喜屋武朝徳先生の生誕140周年と没65周年を記念して偲ぶ会があった。
恩師の二回目の周忌は、恩師の師の命日に重なった。
そして七回目の周忌、四十九日目は今月25日。沖縄県議会が定めた特別な日「空手の日」である。
思いもかけない不思議な巡り合わせはそう多くはないだろう。

K81.jpg寒露を過ぎ、朝夕の空気も涼しく感じる頃なのだか・・・
今日は、前線に向って南風が吹き込み、気温は31℃。
暑さと涼の混在で、衣替えはまだまだ先のようです。
暑さの戻った中、午後から求道館への自主稽古へ出かけた。
稽古場へ先に到着したAさん。多くの門人札が見下ろす稽古場の床を掃いて磨いている。(感謝)
だれかれの指示となく・・・ルーチンの稽古が始まる。
恩師が教えた空手の「道」、一つ一つ確めるべく、互いに正面を向いて相対し、基本稽古が始まった。
アーナンクー、セーサン、ワンシュー、パッサイ、五十四歩、チントー、クーサンクー、徳嶺の棍がそれぞれ演じられる。
生前、眼光紙背に徹した恩師が腰を下ろした場所には、もう恩師の姿はない。
継続こそ力と・・・恩師の言葉が黄泉路をこだまする。
IMG_0007.jpg「きのうの初段は必ずしも明日も初段ではない。今日やらなくては」と稽古場へ反響して返る。
稽古場に見栄を求めず、花を創らず、権威を拵えることもなく、真摯に武術を追求しようと・・・ひたすらに汗を流す。
恩師に導かれた空手の「道」、共通な価値観と絆が繋がる場所・・・教えを受けた門下生の心と技の拠りどころが求道館だ。
汝自身の足元を深く掘って、己(など)の胸内の泉がこんこんと湧き出るだろうか。
そんな求道館稽古が継続することを願う。


2010年10月12日 20:03 |

今日の古武道稽古

周囲は運動会まさにたけなわである。
10月25日の空手の日に向けて臨時の道場主会があった。
沖縄伝統空手道振興会では「空手の日」を県知事講演会と祝賀会を行なうという。
CIMG3677.jpg CIMG3680.jpg CIMG3679.jpg執行部では特別な日に因んで多くの関係者の参加を訴えていたが、もちろん参加したいと思う。
会議が予定より早めに終り、沖縄古武道中北部同志会の稽古場へ千武館館長と一緒に出かけた。
今日の稽古は普段より遅れて始まった。
CIMG3678.jpg CIMG3675.jpg朝雲の棍、津堅の棍、周氏の棍、佐久川の棍、添石の棍、釵の型を反復し・・・
それぞれを繰り返しチェックしてもらう。
この稽古場は普段の稽古や教本で触れることのない部分が細かく教示されるので有難い。
つるべ落としの秋の日は朝夕も涼しく感ずるので、流す汗も心地よい。
稽古に夢中になり、外がすっかり暗くなる頃、座礼にて感謝の心を捧げ、稽古が終了する。
空手の流派を超えた古武道の稽古場から学ぶことは少なくない。
「継続こそ力なり」です。苦しい稽古に耐えて、修行者の初心を守り通したい。
多くの言葉より鍛練だ。稽古量は武技のバロメータだ。
そのことを肝に銘じて稽古場を後にした。


2010年10月10日 19:44 |

今日の空手教室

二十四節気は寒露。
朝夕もめっきり涼しく感じる頃で、空手教室も熱を上げる。
いつものように定位置・移動基本稽古を始めるのだが・・・
今日から小学生高学年にリーダー役を担ってもらう。
CIMG3661.jpg CIMG3666.jpg CIMG3667.jpg中段突きから外受け、内受け、上段あげ受け、下段払い・・・
最後に連続突きを子供たちに声を出させて取り組ませる。
続けて、移動基本稽古も同様に進める。
更に、普及型からパッサイ、徳嶺の棍の型を流していく。
子供たちが習うすべての型が終わると、両端へ下がり・・・
大人の型を見学させる。
五十四歩、チントー、クーサンクーの型を大人が続けるが、
子供たちは好奇心旺盛、学習意欲も高く、端っこで大人を真似る。
CIMG3672.jpgあえて、止めることはせず放っておく。
しかし、子供たちの学習能力の高さに感心させられる。
いつしか五十四歩の手順を覚えてしまっているのだ。
向上心を高め子供のヤル気を引き出すことは
空手の基礎をしっかり学ばせることと同じことなのだろうか・・・
組手の練習へ熱中する子供たちの今後の成長も楽しみである。


2010年10月 9日 22:41 |

求道館稽古に想う

暦は、もう神無月。朝夕の涼しさに秋の訪れを感じる頃である。
午後、先週から再開した求道館での自主稽古へ行ってきた。
都合により時間を繰り下げての練習開始となった。
ストレッチで身体を解して、定位置・移動基本稽古を済ます。
CIMG3657.jpg CIMG3658.jpg生前、恩師が立ち会っていた稽古場で、師に習った型を一つ一つ確めるように型を流す。
アーナンクーは少林寺流で最初に習う型。左右、両斜め、前後の移動で身体のバランスを整える。
少林寺流空手道の基本型である。
セーサンはゆっくりした動きの中で行う呼吸鍛練法。大きく息を吸い、ゆっくり吐き出していく。
吸う息は短く、吐く息は長く・・・禅の呼吸法と似る。
心と技に緩急、そして型全体で演じ方やテンポが異なる。
いわゆる序破急があり、味わいがある鍛練型である。
ワンシューはテンポ良く技の繰り出せる構成である。
十字線上の演武線を二拍子、三拍子で守勢的動作が多い。
型名は1683年の冊封正使汪揖の名に由来するというが、伝承は真栄田親雲上。
CIMG3660.jpg恩師から、パッサイ、五十四歩、チントー、クーサンクー、徳嶺の棍も、いろいろと名称由来や伝授継承者を教えて貰った。少林寺流空手道は伝統性を重んずる。
恩師に教わった空手の道統を護り、それを相承しなくてはならない。
これが恩師亡き後の門下生の務めだろう。


2010年10月 5日 20:40 |

シンクチ

2010年干支は寅である。
出身地で大きな門中行事が始まった。
火葬で荼毘に付する今では、死語だろうか。
沖縄言葉のシンクチ(洗骨?)がある。
由来は表記の如く、洗骨なのだろうか・・・
一定の期間を経た遺骸を墓から墓地の広場にだす。
洗い清めてからジーシガーミ(厨子甕)に入れて墓の中に納めること(「ウチナーグチに強くなる本」編者・新垣光勇、発行所・郷土出版2007年)である。
当区に最大の門中、大屋(ウフヤ)門中があり、区全体の九割を占め、姓は親川・仲里・玉城・具志堅の名字を有す。
国道沿いの集落の端に大屋門中の門中墓があり、約200世帯ほどのご先祖さまが眠っている。
墓は四つあるのだが、十二年毎の寅年に三つの墓を空にして、大屋墓と呼ばれる大きな墓(納骨堂)に、甕を取り払って納め一つにする神聖な祭事なのだ。
実行委員会の下、今日から作業が始まった。
彼岸が過ぎたとはいえ、日差しはまだ強い。
朝早くから墓周辺に繁茂する草木の剪定が行われ、多くの方々が清掃作業で汗を流した。
これから祭事の終了まで、日曜日ごとに作業が続くが、成人男性の頭数で日数が賦課される。
最近のお墓事情に、狭隘な地域での墓地問題や永代供養への不安などがある。
門中墓制度の優点は多いのだが・・・一方に新しい流れとして家族墓の建立もある。
自身あまり深く考えたことはないが、新しい門中制度の流れも生まれてくるだろうか。
共同作業の中で考えていくことも良いだろうか。


2010年10月 4日 00:06 |

下期の教室がスタート

秋の日はつるべ落とし・・・。
こうしてブログを書いている間に辺りがうす暗くなった。
全国的に今年の夏は猛暑だったが、ここ数日の雨で地面が冷え、秋らしい季節を迎えている。
主宰する与那原教室は半年ごとの施設の使用申請を終えて、今日から後半がスタートした。
今年前半は級位の認定審査も終了し、それぞれが進級した。また、少年少女空手道大会(沖タイ)、全琉空手道選手権(竜球館総本部)や全沖縄空手道連盟組手選手権へ参加することができた。
後半の予定は、級位認定審査と2010年育成大会を予定している。
CIMG3656.jpg教室の運営は、組手選手権以来、型稽古から組手へシフトして、型の仕上がりに幾つか問題が出た。
拳の握りが不十分、引き手に緩みが生じ、無駄な遊びが見られる、姿勢の歪みや運足に課題が残るなど・・・数多くある。
興味を引き出すため、毎回の組手稽古を取り入れたが、子供の稽古場なので良くも悪くも直ぐに雰囲気が変わってしまう。
型稽古を軽視してはいけない☆・・・教室運営への反省から練習内容の変更を考えてみたい。
次週から、五〇分間の予備運動、定置、移動稽古や型稽古(全体演武)の後に、更に型稽古を加えチェックしたい。教室の後半は組手練習と型稽古をそれぞれ三〇分行うことにする。
従来の一時間半の練習時間が三〇分延びて二時間の練習時間になる。
彼岸が過ぎて、暑さもいくらか和らいだようだ。
心地よい汗が流せるように、楽しく頑張りましょう!


2010年10月 2日 18:31 |

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