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沖縄空手|館長のブログ

沖縄空手の機運は・・・

昨晩、那覇市某居酒屋で手を語る会の例会があり、早い時間から顔出した。
前回は少し遅めの新年会を開き、会員の志気を高めたばかりなのだが、年度始めの多忙な時期に重なり多くの会員が参加することはなかった。
CIMG4171.jpgそれでも、手を語る会は多士済々です。
例年欧州で開く沖縄空手セミナーへ参加する筈だったTさん。今回は、東日本大震災により、本業とする緊急消防隊の任務が重なり、震災三日後から岩手県へ隊長として派遣された。
そのTさんから現地の惨状が話され、改めて被災地の実態を知ることができた。
さらに県薬剤師会の要職にあるKさんから、医療支援として多くの薬剤師が被災地に派遣されていることが報告された。
一方、本島北部の地で剛柔流池○塾を主宰するIさんは、稽古場となる公営の武道場で稽古の時間が終わると、空手の技法による脳卒中患者のリハビリへの応用を実践中とのこと。ある応用例を巡って、GW明け後にメディアのカメラが入る予定だそうだ。
最近は本業とする建設業より、マスコミ社の主催するカルチャースクールなどの講師活動で、メディアへの露出度が高い。

昨日の例会には、沖縄伝統空手道四団体統一へ向けてご尽力されたK先生が突如として会場に参加した。公立高校の校長職を終え、気難しい?空手組織の先生方を訪ねて、統一組織を誕生させた立役者なのだ。
昨年沖縄で開催された日本スポーツ人類学会におけるシンポジウム。小林某氏の発表した論文を沖縄伝統空手への間違った歴史認識だと指弾し、某氏の発表を放置することなく反論して欲しいと訴えた。
CIMG4172.jpg本土における空手の実践者が、なんと沖縄の地で「世界に普及している空手は沖縄が発祥の地であり、本場で空手の聖地」ということは間違いであると、その根拠を発表したのである。
この論文・発表が沖縄空手の歴史と権威を損なうものであり、しっかりした空手の哲学と歴史を整理して、「沖縄が空手の発祥の地であり、本場である」という歴史書を早急につくるべきとK先生は提言した。また、その間違った歴史観が沖縄の空手家が出版した本に原因があるとも厳しく指摘があった。K先生が別用事で中座することになったが・・・共感することが多いので、挨拶代わりに名刺交換した。ところが30分後携帯が鳴って、K先生からの着信があり、住まいが隣町なので話がしたいとあった。早速、今日の午前中に会い、多くの知遇を得ることが出来た。

沖縄の空手家がこれまで統一組織もなく、空手の全体の歴史や定義、理念、流派の型等について共同研究をしなかったことがこうした問題を生み出した。空手古武道大事典が優れた事典であることは認めるものの、一部で不十分さ露呈する記述があり、歴史の検証に耐えることができないと話していた。同事典の人物紹介などに事典の真正性に疑わしい個所が散見されるので同感ではある。
空手界に統一組織が誕生し、学校で武道の必修課が始まる。しっかりした空手の歴史観と定義で正しい沖縄の空手を語ろう。教えようと話されていたのが印象に残る。
恩師の命名した少林寺流への異見もあったが、今後、勉強会への誘いもあるのでその機会にK先生とディベートしたいと考える。
その他、統一組織に向けての説明会で最も抵抗が大きかった全沖説明会。
先生曰く・・・「全沖の先生方はウーマク達が多くて大変だった」と苦労話もあった(;^_^A


2011年4月30日 19:57 |

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