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沖縄空手|館長のブログ

型継承への想い

終日が雨模様で、気温は20度超。
今日は自宅稽古場の2月最後の練習日。
Certificate 002.jpg少し身体を動かせば、直ぐに汗ばむ。本日の練習参加3人。

小人数でも練習メニューは普段どおり行なう。
ストレッチで身体を解して、基本稽古、型の反復練習、約束組手、ミット蹴り・・・
更にひとりひとりの型を細かくチェックするため、一人ずつ演武してもらう。
指導は手本を真似ることが基本だが、必ず言葉で説明を加えている。

世界に誇る沖縄空手。
教わった空手をそのまま伝えることはかなりの努力と困難さがある。
それぞれが、自分は「恩師に、こう習った」と言う。
だが、それを練習生に言葉なしで正しく伝えることができるだろうか。
型の正しい所作はどれか・・・具象の方法で表現できるだろうか。
貴重な武芸文化を正しく次代に残しているだろうか。
常に自問自答しながら型の教本化が不可欠と考えている。

地元紙で始まったチャンミィーグァーの連載小説にも紹介された「長男だけの空手伝授」。
学問や武道で、奥義を自分の子の中の一人にだけ伝えて、他のものには秘密にする。
これを一子相伝というが、大衆化された武芸の伝承方法としてはどうだろうか。

空手に奥義はない。常に型の反復練習で技を研け。
これが恩師の歩んだ空手のあゆみであろう・・・

恩師が歩んだ足跡をたしかめ、それをしっかり踏みしめながら・・・
自然体で練習に励んでいこうか。
教えを受けたすべての門下生の足も歩幅も違うけど・・・
求道者として思いは、フィットすることでしょう。


2013年2月27日 22:38 |

舞台発表のリハーサル

主宰する与那原教室の稽古場が与那原町のコミセン。
今年から利用団体連絡協議会が発足した。

今年度は三年に一度の催事でコミセンを会場にして、舞台や展示の発表が行なわれる。
来月初旬、45団体で組織する連絡協で舞台発表は十九団体が応募、居合道や空手琉舞、太極拳などが予定される。
PO20130226_0002.jpg PO20130226_0005.jpg与那原空手教室は舞台発表の機会を得た。児らにとって今年最初の発表会である。
児らにとって、人前の演武を積むことは大きな成長になると期待している。

さっそく、演武位置や隊列の確認するため同会場の舞台で、リハーサルを行なった。
普段の稽古と違う場所での演武に戸惑いがあったが、何とか普及型Ⅰとアーナンクー、セーサンをやり遂げた。

普段の気持ちで臨み、大きな気合と丁寧な動作に心が得るよう説明する。
本番での出来栄えに期待しています。

皆さん、頑張りましょう♪


2013年2月23日 16:58 |

からだを練る

暦は立春を過ぎ、辺りも春めいてきた。
今日は西原道場の指導日。学年末試験を終えた高校生も参加し久しぶりに気持ちのよい汗を流したようだ。

ストレッチで身体を解して、定位置、移動の基本稽古、型の反復練習に取り組む。
これまで進めてきた普及型Ⅲを更に細かく学習する。
普及型Ⅰが首里手系、普及型Ⅱが那覇手系、普及型Ⅲが上地流系とそれぞれの姿勢の特徴を学ぶ。

PO20130220_0002.jpg普及型Ⅲの姿勢が全体として三戦立ちの姿勢であり、歩幅が一足分であること、前足が進行線に30度の角度を為すこと、両膝を内側に締めることなどを教える。
これまでの学習を更に発展させて、平手回し受けの動きや三戦立ちを練習するが、学習の刺激になっている。普及型を通じて、沖縄空手の特徴が学べる道場も良いだろうか。

練習といえども常に敵を想定した稽古、全力で突き、受け、蹴りを放つが、この稽古方法が効を奏する日も近いだろうか。ミット蹴りもゴム負荷下の練習なので、パワーもアップしただろうか。

古武道の指導では、現在の課題が朝雲の棍の手数を覚えることであるが、ほぼ目処が見えた。
一つ一つの技に力を込めて、棍を打ち込む姿・・・将来が楽しみの練習生だ。

皆さん、また、楽しくワイルドに練習しましょう♪


2013年2月20日 22:12 |

直心是道場

空手を稽古する場所が道場である。
体育館や武道場も指すが、道を学ぶ場所というのであれば
何時何処でも空手の修行ができるので、どこでも道場と言えるだろうか。
これが「直心是道場」という考えだそうだ。

道場は、もともとが仏教用語で釈迦が悟りを開いた場所。
「菩提摩頭那]の訳語で、仏の教えを学び、修行する神聖な場所。
不動明王を祀ったり、注連縄が張り巡らされているのは、神聖化の意味だといわれる。

PO20130219_0001.jpg今日は求道館での自主稽古稽古。
雨模様のなか、此処求道館を心と技の道しるべとする有志が集った。
掃除のあと各自で準備体操に取り組む。
余談だが、「朝起きた時にその日一日の準備体操をし、だから道場では準備体操をさせなかった」という斯道の大家が居た。空手を日常すべてが稽古とみなし、その一部が道場と考えたという。

だが、ここでの稽古は先ずは身体を解すことから始めている。
塗料の塗られた体育館の床と感触がことなる稽古場。
この床で正しい腰や正しい運足で恩師に教わった空手の型を反復する。
もともと稽古場が屋外だったことからいえば、道場でやる稽古はぬるま湯かもしれぬ。
だが、素晴らしい床の道場で稽古する時の精神的な高揚や充実感。
他の稽古場とは違い、感動を覚える。

武恩常延先生が遺した宝もの。
我流を排して、少林寺流空手道の型を己の器に灌ごう。


2013年2月19日 20:36 |

稽古三昧で過ごす

日曜日が定例だった古武道の合同稽古。諸般の事情で、今月から土曜日に繰り上げられた。
月一度は、午後の空手教室の指導前に、古武道の稽古をすることになる。
また、日曜日の中北部同志会の古武道練習は引き継がれるので、本島中南部を行き来して稽古三昧で過ごすことになる。
PO20130216_0004.jpg先日の新年会における新たな抱負で、今日から名護市や糸満市のほか、各地の先生方九人が稽古場になったうるま市B&G海洋センター武道場へ集結。
さっそく新年の稽古が始まった。朝雲の棍、周氏の棍、津堅の棍、佐久川の棍、添石の棍、トンファーの型を繰り返し行なった。
(社)全沖縄古武道連盟では今年6月2日(日)に第28回古武道空手道演武大会を実施することが決まった。これからの合同練習は大会へ向けた準備となるが、準備万端あい整え、決行の機に臨みたい。
皆さん、演武大会の成功をめざし、頑張りましょう。

PO20130216_0009.jpg午後から、主宰する教室での空手指導が始まった。先週は急拠、本土へ出張したが、今週の参加者も少なく10名。
来月はコミセンを利用するサークルによる生涯学習振興大会の舞台発表依頼もあるが承諾することにする。学年末を向かえ練習生も減った今、不安が残るが児らの発表体験から各自の成長に繋げたい。

皆さん、また、楽しく頑張りましょうね♪


2013年2月16日 22:15 |

少年指導に思う

今日は自宅道場での指導日。K君は期末テストの準備で休みの連絡があり、練習生2名が参加。
ここではほぼ個人指導になるので、コミセンの練習に比べ、練習メニューが濃くなる。
日頃のストレッチが済むと、定位置・移動の基本稽古に加え、ゴム負荷下のミット蹴りがある。
PO20130213_0003.jpg PO20130213_0007.jpg型の反復練習に加えて、かわるがわる一人で演武してもらう。
他人の型を観て学び、吸収して成長することを求める。
手数を習うこと、習ったことを鵜呑みにせず工夫すること、そして工夫しながら実際に稽古や鍛練を積み重ねてもらう。その第一歩が会話によるコミュニケーションであろう。
空手の指導とは「空手の練習方法」を教えることで、単に手数を覚えさせることではなかろう。
人間は知りたいことを教えても直ぐ忘れてしまう。でも、自分で学んだ目標への到達方法や解決方法は忘れてしまうことはないだろう。
習う側と教える側の相互の関係は信頼と尊重・・・、そして共感と納得、心と心を通わせて良い影響を与えさせるようにしたい。
練習生に学び、共に向上するような稽古場を目指したい。
さて、もっと魂を込めて指導しようか・・・


2013年2月13日 22:30 |

為書きの想い

今日は旧暦一月三日、初起こし(ハチウクシ)。新年の仕事はじめの儀式をいう。PO20130212_0030.jpg本格的な仕事はせず、一年の無事や安全、豊作を祈願する日で田舎ではまだ残る年中行事である。
今日は火曜日。求道館の自主稽古なのだが、いつもと変わらずゴミ拾いでウォームアップする。
本家の一つで恩師の屋敷の根屋(部落発祥の神を祀った場所)には、ハチウクシの祈願で多くの門中の皆さんが集った。「いつもきれいに掃除してくれてありがとう♪」「皆さんのお陰でキレイになった」と声をかけられ嬉しい稽古日だったが、掃除は恩師と稽古場への感謝の気持ちを忘れずに行なう日課なのだ。

sueyoshi-sensei_NEW.jpgsueyoshi-sensei_0001_NEW.jpgそんな中、更に嬉しいことがあった。今月から自主稽古に加わったS先生が、一同へ二通の為書きを寄せてくれた。
S先生は門下生で初めて禅語から「一器水瀉 一器」を引用したが、今回の言葉は「為 少林寺流己器灌」と・・・、更に能動的な言葉で語りかけている。
S先生曰く・・・「門下生が此処で稽古する意味の深さを読んだ」という。琉歌調のその節には心に響くものがあった。逝去した道友のお別れ会から、昨日戻って、稽古仲間へ今日報告した。
その琉歌を汝の胸内へ深く刻めと問いかけているだろうか・・・。

からて かた てふん しんしぃぬ かたみ たげに ちむあわち かたや ちがな。
空手  型  手本   先生の   形見  互いに 気持ちを一つに 型を 継承しよう!

本当に元気の出る・・・奥の深い味わいと豊かな言葉です。
なるほど、磨く技は、力強く、男らしい・・・少林寺流の型ですね。
S先生、ありがとうございます。
本日の練習参加6名。先日、研究会の宮脇さんから託された岩手の「黄金かもめの玉子」(奥州黄金文化)菓子を一同で美味しく頬張った。ありがとう♪


2013年2月12日 19:24 |

朋きたる

Oさんが約1600km離れた沖縄にひょっこりとやって来た。
これまで習得した空手・古武道の型を沖縄の稽古場で自ら確めようと、
幾度か沖縄出稽古を重ねてきた。だが、今回の出稽古のモチベーションは過去のものとは異なるだろうか・・・。と言うのも、昨年11月の朋輩で組織する研究会の昇段審査にて、見事四段に合格し、研究会において女性陣三人目の師範という。聖師喜屋武先生(現在琉球新報紙で連載中の小説の主人公)から恩師仲里先生に引き継がれたに空手の型を、自身の練習生に正しく伝える役目を負う立場になったからだ。

初日は子供クラス・大人クラスで学ぶ与那原教室の練習へ参加した。ストレッチで身体を解し、定位置・移動の基本稽古。更にメニューは約束組手へ進むが、その頃から額に汗ばんでくる。
P1000889.jpg空手の型を普及型から公相君、古武道を徳嶺の棍、津堅の棍、朝雲の棍まで、休むことなく反復稽古で流してゆく。自らの体力に合わせて、フルパワーモードで臨めば、十分な稽古になるという練習方法が、型は鍛練・反復練習である。
練習生徒と一緒になって只管練習してもらう。昨年、10月に制定された普及型Ⅲの手数も手解きするが、初めて経験する上地流空手道の技や所作どうだっただろう。空手人口の増加・底辺拡大のために、普及型を通じて、流派に関係なく学べるのも良いだろう。
雪の多い今年の冬。本土との気温差は大きいが、暖かい土地で流す汗も爽やかだろう(^。^)

二日目には町の武道場を確保して、千武館館長、Y指導員や練習生を交えて、前日のおさらいを行なった。少しばかり普及型Ⅲへの戸惑いもあったが無事練習終えた。
滞在中の駈足の出稽古。その成果がそれぞれの練習の場所で活かされ、更に発展することを期待したい。
先師曰く「少林寺流の型は力づよく男らしい」と・・・(笑)
身体を活かした大きな動作にも心掛けましょうねヾ(^-^)


2013年2月12日 18:05 |

寒さ和らぐ立春

今日は自宅での空手・古武道。
暦は立春が過ぎ寒さもピークは過ぎたようだ。
学期末テストの準備もあり、今日の参加者は3人。

ストレッチ、ダンベル、ミット蹴り、定位置・移動の基本稽古、
PO20130206_0000.jpg空手の型反復練習、約束組手などを取り組ませる。
普段より多目の汗を掻いたようだ。
棒の基本練習と朝雲の棍もしっかりと覚えてもらった。

来週から一人で演武が出来るだろうか・・・
古武道の演武大会も五月後半に行なわれる予定である。
その頃の演武が楽しみである。
空手、古武道を並行して、楽しく学んで行きましょう♪


2013年2月 6日 22:17 |

訃報と求道館稽古

今日は如月初めての求道館自主稽古。
PO20130205_0017.jpg2月5日の新聞赤旗に求道館門下生の訃報告知がありました。
沖縄少林寺流研究会本部師範会会長の熊谷登さんが2月1日ご逝去されました。

あなたとのお別れがこんなに早くやってくるとは、全く想像していませんでした。
さようなら・・・熊さん、心からご冥福をお祈りします。

求道館の自主稽古へ集うメンバーで相談しました。
PO20130205_0022.jpg他府県の求道者にとって門人札こそがかけがえのない恩師とのつながりだ。
一人のお名前なのだが、ここには20余年に亘る研究会の歴史が刻まれている。触れることも畏れ多いが、亡き恩師に代わって門人札を異動した。

熊さん、おめでとう♪ 安らかにお休み下さい・・・と門人札を恩師が允許した九段へ掲げました。

謹んでご報告申し上げます(合掌)

 


2013年2月 5日 23:26 |

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