仲里常延先生の著書

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型武道

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沖縄空手|少林寺流斯道の舘

型武道

少林寺流開祖 仲里常延

K19.jpg ■小型に始まり、型に終わる
ア.空手道の修築は文字過り「型に始まり、型に終わる」といっても過 言ではない。 すなわち型は、攻防守が武的要素を中軸にして美的要素・体育的要素が 含まれ「むりなく」、「むだなく」、「むらなく」組み立てられている のである。従って空手道の修業とは、徹底した型の反復練習によって技 をみがき、さらに用具を使用しての補助運動によって筋骨を鍛練して始 めて攻防守が体得され、心技体一致の境地に入るのである。それはまた 、空手道の奥義といえるのである。 イ.空手道は型武道 型は空手道の理想像である。最終的には、型の様に仕上るのである。 むりなく、むだなく、むらのない技が、期に臨み、変に応じて勝を制す るのである。

■型の三要素
相手を仮想し、自己鍛練を中心に、保健的に、そして系統的に連絡組合 せて編み出された型を分解して見ると、次の三つの要素が含まれている ことが容易に理解できる。第一に武的要素、第二に体育的要素、第三に 美的要素、この三つの要素が「むりなく」、「むだなく」、「むらなく 」自然の法則に従って、組み合され、いささかも不合理な点がないこと である。修業中はこの三要素を念頭におき、いささかも迷うことなく、 型を反復練習すれば、空手道の真髄奥技に徹し、実戦の場合は臨機応変 、千変万化、攻防進退、自由自在、よくその目的を達するものである。


昭和63年9月


2008年6月12日 11:20 upload

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