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沖縄空手|少林寺流斯道の舘

恩師を語る

■仲里常延先生の生きかたから学ぶもの

少林寺流空手道 親川仁志


空手道は我が沖縄県で生成発展し、時代とともにその形態も変遷してきた。
近年、国内に限らず速く海外においても、その愛好家が増えていることは、
空手道発祥の地、沖縄の語りである。
空手道は何物も媒体としない武術で、
徒手空拳で心身の鍛錬と人間形成を主眼としており、
心(精神修養)・技(護身練胆)・体(保健体育)の三位一体論の実践により、
豊かな世界観と人生観を身につけることが究極の目的であると・・・

IMG_0001.jpg我が師は、滴る熱い汗を拭きながら胴衣の門弟一同に常に説いております。
巨匠喜屋武朝徳先生に師事し、その道統の灯を現在まで高々と掲げて、長年にわたり教育者として小・中学校で教鞭を執られる傍ら、地域青少年の健全育成のため、空手道の指導に尽力されたこと、
又、学校長を最後に教職から退いた後は村民の熱望に応えられ、行政の首長として村民の豊かな暮らしと明るい地域社会の発展をめざして尽力されていることは地域の皆さんが御承知のとおりです。
私たち門弟一同は、空手道のみの師弟関係にあらず、人生における師として、入門以来、人間としての正しい生き方や考え方を数多く学ぶことができました。
「早寝早起きは三文の得」、「時は金なり」など、師の時間励行は、地域祉会における生活実践として、何人もたやすく真他のできない立派な生活習慣ではないでしょうか。
「誠実は、最良の手段」、「良心に恥じてまで妥協はするな」など、師の誠実さは、何よりも正義を好み不正は許さず、このうえ天真爛漫、無欲恬淡、屈託のない性格であるがゆえに、門弟として親しみを感じております。
「不言実行」、「自慢・高慢.馬鹿の内」、「和して同ぜず」、「身は時に随い変に応ずる」等など、数多くの達人の教えをいただきました。
今後、師の指導のもと、護身・体育・修心を空手道修行の目的として全うし、肉体を鍛え、精神を鍛え、豊か在世界観を身につけて、良き武人・社会人に在るよう努力していきたく思います。
昨年暮れ、師は「君子としての武道」を究め、斯道の最高峰段位、範士十段位を授与されました。
長年にわたって沖縄空手道の普汲発展に力をそそぎ、全沖縄空手道連盟会長を連続三期勤められるなど、多大な業練をあげられました。
これからも益々元気で、少林寺流空手道発展のために、活躍されることを、求道館門弟一同は願っています。


2008年6月15日 23:44 upload

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